僕は友達がいない

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ブラック部活動が問題になっているときにこれをやるのか、みたいな「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」感想

フィナーレ?どこが?

今はそんな感じ。

 

TVシリーズ第一期では、生徒の自主性を重んじる顧問の滝先生から、2つの選択肢が提示された。「吹奏楽コンクールの全国大会を目指すか、それとも皆で楽しく過ごす部にするか」

中盤から後半にかけて、部員たちの意思でスパルタ式の練習へと舵が切られた。目指すは「県大会優勝」。

第二期では県大会優勝を成し遂げたあとについて描かれている。本格的に「全国大会優勝」を目指すことになったのだが、部長の家庭の問題が表面化してそれどころではなくなる。

 

どこまでいってもコンクールがつきまとうシリーズなんだけど、面白いのはコンクールそのものの価値に疑問を呈する演出があることだ。

自由曲の難易度によって優勝争いに加われなくなる話や、そもそも競争させること自体を疑問視する話など。

大人たちが用意した正しいのかも分からない競争の枠組みの中で、主人公久美子は全力で戦いを挑み散った。

今作はその後、三年生たちが卒業した後の話である。

 

TVシリーズが面白かったのは、恋をし、失恋し、喧嘩し、仲直りして打ち解けて、先輩達の仲まで取り持ち、親と和解するなど、脇を固める青春イベントが豊富だったからだと思う。しかもそれが当事者たちの決断によって決着していく。滝先生の言葉に代表されるように、今シリーズは自主性が重んじられていて展開にもブレがない(わが道を行く麗奈とか)。

そして一つひとつは手垢のついたクリシェでも、主人公久美子と彼女に浅からぬ因縁を持つ麗奈の同性愛的な仄めかし(公式曰く引力)を挟めば、それなりに目新しく感じる。おまけに京アニの作画と、コメディとシリアスが絶妙な配分で散りばめられた演出を挟めば、もう最高。

 

で、今作は映画の尺に収めるために、ありとあらゆる要素がスポイルされている。

話の中心にあるのは「練習」、目標は「全国大会優勝」。

1期のころとは違い、もはやスパルタ式の練習に疑問を呈する先輩はいない。TVシリーズのメンバーは一丸となって練習に挑む(その裏では「リズと青い鳥」絡みで色々あるわけですが)。

「学業」と「部活動」のバランスで苦悩することはないのだ。まるでみんな進路が決まっているみたい。

新入部員も全国大会に出場した先輩たちにあこがれて入部したので、価値観の相違は生じない。

だけどそんな状況でも新入部員の間で軋轢が生まれ……。

あれ……これTVシリーズの焼き直しじゃね?

だけど演出が雑になってる。

例えばパレードのシーン。

TVシリーズでは顧問と部員たちの間で軋轢が生まれ、その後和解して一丸となって練習に取り組んだ成果を披露するシーンでした。久美子とは違う学校へと進学した旧友との邂逅も描かれ、カタルシスがすごかった。

かたや今作のパレードはTVシリーズと違ってここに至るまでの新入部員の掘り下げが足りていなくて、久美子の顔の作画も安定せず、戸惑うばかり。

後輩たちに接するときと、秀一やTVシリーズのメンバーと絡んでいるときとでは、顔つきが違うんですよ。それどころか、背丈が伸びて見える。

意図した演出なのかもしれないけど、うまく作用してるとは思えなかった。

で、その後はまた練習。

なんだよ、映画「セッション」かよ。

とにかく尺に収めるために展開が駆け足気味で、1期のキャラの影が薄い。麗奈に至っては要所でしか出てこない。

その後も1期2期の思い出の場所を、まるでファンの聖地巡礼のように巡り、青春イベントをこれまた駆け足気味に回収。

そしてまた練習練習練習。

あっという間にコンクール。

部員たちの間では全国大会出場は既定路線なのに、スクリーンに映しだされるのは演奏と演出のミスマッチ。不協和音。

なんだこれ……。

スパルタ式で行くなら、「セッション」みたいなカタルシスがラストでほしい所。しかし、上映時間に対して残された時間は少ない。どうするんだこれ……。

そして「どうにもなりませんでした」というオチ。

うーん。

1期では麗奈の恋の行方、2期では部長とその親との軋轢が作品を通してのテーマとしてあったんだけど、今作は本当に大会を目指して練習して、それだけ。

まるでTVシリーズの総編集のような内容だけど、これ完全新作なんだよね。もちろん原作小説はあるんだけど。

聖地巡礼をやるなら「去年はここで○○してたよなぁ」と感慨にふけさせればよかったのに、それすらない。まぁ尺がないんでしょう。

 

見せ場のアクションが続いて「息つく暇もない」って言いたくなる映画が時々あるけど、たいして盛り上がらないなら息苦しいだけだよね。今作はまさにこれ。

とはいっても全編を通して作画は安定しているし、TVシリーズから続投しているメンバーの間では同じ価値観が共有されているため、その価値観を受け入れられる人(つまりシリーズのファン)であれば違和感なく楽しめるだろう。

100点満点で70点ぐらい?

もっと尺があればなぁ。せめて前後編だったら……。

 

これのあとに「名探偵コナン 紺青の拳」を見たんだけど、映画の尺のわりに消化しなきゃいけないイベントが多すぎて終始早口かつ演出が駆け足気味で、どこも大変だなと思った。最終盤のお約束のセリフとか決め台詞とか、詰め込みすぎてギャグシーンになっちゃってるし……。

映画って二時間観客を拘束できる利点があるんだけど、製作者側が二時間という尺に振り回されるようじゃダメだよね。

色々語ろう

近況報告だ。

寒かった2月、寒かったり暖かかったりした3月が過ぎ去り、4月となった。

室温

深夜でも室内の温度は20度を維持し、クローン病で慢性的な下痢に苦しむ僕でも、過ごしやすい環境となっている。

トイレの話

レミケードでCRPは安定し、コレバインで胆汁性下痢の回数は抑えられている。

これはチャンスか? と思い、十数年ぶりに初詣に行った。

おみくじは小吉。同行した母は凶。さすが5連続で凶を引いた女。僕を生んだだけあって、悪運にだけは恵まれている。

その後は喪中だからと神社の鳥居をくぐらずUターンしてきたご近所さんと談笑し、ジョギングコースを教えてもらった。

これがよくなかった。

体力をつけたいと同じコースを歩いたら、下血。また痔瘻が悪化してしまった。昨年末の頃から体調がどうも優れず、頬にできたおできが化膿し切開してもらったりと、今までにない症状が続いている。

表面上は復調しているように見えて、内面はボロボロなのかもしれない。

ここまでが2月の話。

その後は欝期を挟み、気分転換に映画館へと行った(詳しくは、前回の記事を)。

途中退席覚悟の遠出だったが、わりかしなんとかなった。

コレバインのおかげか、外出中でも三時間もトイレを我慢できた。あと1時間伸びれば、外出中にトイレにいかないことに現実味が出てくる。

痔瘻持ちなので、トイレはウォシュレットがなければ死ねる。この縛りがさらなる行動制限を生み自宅に缶詰になっているので、四時間トイレを我慢できるというのは、切実な願いなのだ。

屋根裏のネズミ

バルサンを焚いても、市販の殺虫剤を撒いても不死身のごとくカムバックしてきた先住民だったが、劇薬を撒いたおかげでついに息絶えたようだ。

以来甘い腐臭が鼻孔をつくのが癪に障るが、屋根裏にはなにもなかったんだからきっと壁の中なのだろう。こればっかりは妥協する。

薄気味悪さはあるものの、深夜に叩き起こされないだけマシと言える。

車が壊れた

父が業務で使っている車のコンバーターだかなんだかが壊れた。おかげで坂を登れない。

車検を受けてなかったのか、とバカにしたんだけど、どうもその車検が原因らしい。

母曰く、借金返済で首が回らず、車検は父の友人の所に頼んでいたらしい。だがツケが溜まりに溜まって80万近くある(複数台所有していたため)ので、形だけの検査が続いていたようだ。

その結果がこれ。

元が中古車だから、修理するかしないかで大揉めすることに。

ココ最近の父の浪費癖は凄まじく、金銭的余裕もないのに倉庫や駐車場を借りようとしたり、トラックを購入しようとする。

年金も滞納し、督促状が届くたび役所に文句を言っている。対応した役人が女性だともう地獄で、これぞミソジニーといった内容を耳にタコができるほど聞かされることに。精神ヤムヤム。

正直家族の間でも会話がなくて、誰かが一方的に不満をぶつけるだけの日々なんだけど、今回ばかりはしょうがないということで、修理代だけ出すことになった。さらば諭吉。

弟が壊れた

そうだ、僕には弟がいたのだ。

いけ好かないやつだったから、存在を忘れていた。

そんな性格にしたのは事務仕事を押し付け、12時回っても寝かせない生活をさせた親父のせいなんだけど……。

だけどこれすらも元を正せば、僕が私立の中学校に進学し、高額の入学費用と学費で経済的に回らなくなり、父がオーバーワークをする必要性がでたからであって、つまるところ僕が悪い。その点では負い目を感じている。

さて、弟は色々あって勘当されて職場も所在地も分からない状況だったんだけど、今年になって連絡があった。曰く、24時間シフトを続けたことで、動悸息切れめまいがして出勤できなくなったとのこと。自費で健康診断も受けたが、異常は見つからず。

うーん、お兄ちゃんからアドバイスしていいかな?精神科いったほうがいいよ。

弟の務めている職場は慢性的な人手不足なので、数週間ほど様子見してくれることになったらしい。だが復帰したらしたで24時間シフトは続くので精神的に穏やかとはいかないし、病欠ではないから無給だ。生活に困窮し、復帰するまでの期間だけでいいので、なんとか生活費を工面してくれないか、とのことだった。

つまりあれだ。

さらば諭吉(二度目)。

涙が止まらない原因判明

クローン病とは言っても症状は千差万別で、僕の場合は回盲部切除による慢性的な胆汁性下痢と、それに伴う痔瘻だ。

これに加えて多汗症が原因なのか、ヒュミラの副作用なのか、突発性蕁麻疹が出やすくなっている。かゆみを伴う発疹なんて日常茶飯事で、これは飲み薬と塗り薬で対処している。

アレルギー体質なのか、造影剤を使うと「片目だけ」腫れる症状もある。

ここまでくれば、日常的な涙目となれば花粉症かハウスダストあたりを疑うはず。ぼくはもう諦めて、毎日四、五回は目を洗っていた。

ところがつい先日、母の提案で目薬を使った所、症状は改善。つまり、アレルギーではなく、ただの目の乾燥だった。辛い。

あの苦しみはなんだったんだ……。

いい年した大人が腹や尻が痛い痛いと言いながら、枕を涙で濡らすなんて惨めでしかない。それをそういうもんだからと諦めて耐えていたんだから、今となっては馬鹿みたいだ。

まとめ

漸進的な努力は続けている。

だけど周りが物凄い勢いで壊れてきている。

そんな感じ。

体力テストも兼ねて映画館に行ったので、感想を綴る。2019年1月~3月編。がっこうぐらし!/ボヘミアンラプソディ/君と、徒然/グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION/劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly

体力テストも兼ねて、映画館に行ってきました。

最後に見たのは「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」だったはず……。2007年公開の映画なので、映画館に足を運ぶのは実に12年ぶり!

本当によく頑張ったな、自分(´;ω;`)

 

映画館には2回行きました。

観たい映画は特になかったので、色物をチョイスしました。他意はないです。

 

1回目

 

一本目

がっこうぐらし!

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人気アニメの実写化です。

アマゾンプライムで公開した前日譚が低クオリティすぎると炎上しました。糞アニメの代名詞ともなった「キャベツ検定」が、なぜか実写映画で実施されるという奇跡も起こしました。

 

本編感想

アマゾンプライムビデオで「カメラを止めるな!」を見たあとだったので、製作者の頑張りには涙が出ました。

ホラー映画特有の驚かせる演出はタイミングが完璧で、計算され尽くしている感じ。一方ギャグシーンはアニメ調のノリが多くて、お寒い感じでした。

めぐねえが長澤まさみにしか見えなかったり、実写では扱いに困るけどアニメではフィーチャーされていた太郎丸(犬)を丸々カットするなど、頑張るところは頑張って厳しそうなところはばっさりカットする取捨選択は見事。

クライマックスシーンに近づくほど、回想が増えてグダっていくさまはTHE邦画って感じ。

終盤の乗車の下りでギャグシーンを挟まない(エンストとか)など、ホラーシーンと比べて、ギャグシーンで笑わせようとする貪欲さに欠けているように感じました。EDで全ての余韻をぶち壊すアイドルソングが流れてきて、映画業界の世知辛さを感じました。

 

二本目

ボヘミアンラプソディ4DX」

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二回目

一本目

「君と徒然」

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僕がクローン病のせいで体調不良となり、通学できなくなった頃ってニコニコ動画の黎明期と重なるんですよね。

暇つぶしの手段がみつからなくて、朝から晩まで超A&Gを聞いていました。そこで平日月曜日から金曜日の5日間、帯番組として曜日ごとにパーソナリティを用意して放送していたのが超ラジGirls。それが終わると、後継番組としてLadyGoが始まりました。

今じゃ削除されて残っていないけど、その放送が無断転載されて栄えていたのがニコニコ動画のラジオタグでした。

僕のアニメ好きもそこから始まっている気がする。

ちょうどその頃ニコ生もサービスが開始して。数少ない公式番組で、声優が顔出しでやっていたのが「チャンネルはオープンソースで」通称ちゃんおぷ。

パーソナリティはその界隈では有名だけど、声優としては売れていなかった五十嵐裕美さん(通称ゆきんこ)。

当時の僕は彼女の番組を見て、びっくりしたんですよね。民家の一室みたいなセットで、めちゃくちゃやさぐれているパーソナリティが、よくわからないプロジェクトの宣伝のため、ゲストに声優を招いてだべっている。

今になって思い返せば、オープンソースのプロジェクトのスタッフの中にオタクがいて、予算を使って好きなゲストを呼んでいただけなんでしょう……。ピースメーカーのラジオもあったし、あの頃あの界隈は不思議な感じでした。

そんなゆきんこさんが、なんと役者として銀幕デビュー。これはみるっきゃない、ということで梅田バルク7までいったわけです。

 

本編感想

もうね、低予算すぎて辛い。

まずカメラが一台しかない。

全3話のオムニバス形式なんだけど、どれもつらい。

まず一話目。

他愛もない、だけど振り返ってみればかけがえのない日常だった青春の一コマを切り抜きたいんだろうけど、とにかく2人と社会との関係性が排除されているの。

例えば、教室の窓から外の風景が見えて、そこで部活動をやっている誰かの姿がみえたら。

電車の中で、横からのアングルで他の乗客が誰もいないことがわかったら。

それだけで印象が全然変わると思うんだけど、ないんだよね。

 

二話目はもっとつらい。

メインキャストは2人で、片方が声優の木戸ちゃんなんだけど、終始目線が変なの。バックから遠目に2人を撮っているときが、一番自然に見えるほど。演技してるときに顔が映ると浮く感じ。

それとカメラのレンズ越しに先輩の顔を見てはっとするシーンがあるんだけど、スクリーンに映ってるのは普通の顔なの。そこは気合いれて撮りなおせよって思いました。

アメドラ「恋するラブリーガル」は、超美人モデルがデブの女弁護士に転生するお話なんだけど、前世では彼氏だった男がデブの女弁護士にもトキメイちゃうんだよね。

それはデブ専だからってわけではなく、中身が好きになった女性であるからなんだけど。すごいのはそのシーンで視聴者もトキメカせる演出を加えているところ。およそ可愛くない、厚化粧のデブキャラでも、演出次第ではトキメクかもしれないキャラに見せることはできるわけです。

そこを「スクリーンの中のキャラはトキメイている」で済ましちゃうのはヌルいなぁ、と。

 

三話目。これがもう、本当に辛かった。

ゆきんこさんが出てくる話なんだけど、なんで起用されたのかさっぱりわからない。

なにが辛いってゆきんこさんが超ハイテンションなの。陰キャ陽キャのフリをしているようで、心苦しい。そして首から上しか動いていない。トマックかよ!

自殺するのを思いとどまる話なら、ナチュラルハイになってる様子よりも、ちゃんおぷの頃のように妙にやさぐれているような感じのほうが良かったと思う。

りえしょんゲスト回とか自然すぎてやばかったんだよ。病院へ面会にいったとき、相部屋の人が思いの外重病で引いてるときの顔だもん。あれのほうが性に合ってるし、テーマにも合ってたよ。

 

二作目

グリザイア:ファントムトリガー

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エロゲメーカー、ニトロプラスのグリザイアシリーズ最新作みたい。

アニメは未視聴。ゲームは未プレイ。事前知識は0。

デモンベインがアニメ化して放送していたころを知っているだけに、萌え萌えした作風に困惑。

そして驚いたのが、監督が天衝だってこと。

開始一分で見せるヒロインのパンチラは、どこか「アキハバラ電脳街」を感じさせ、懐かしい。

冒頭のアクションシーンは見事で、つかみはOK。

だけどここからはひたすら冗長で事務的なファンサービスが続く。

事あるごとに繰り返されるパンチラ、パンモロ。アニメ「ヴァンガード」の面影がちらつく頼りなさ全開のハルトと、彼に依存しすぎてヤンデレ気味なレナの態度。

一体なにを見せられているんだ感。

こっ恥ずかしいとか、気まずいとかじゃなくて、どんな顔をしたらいいのか分からない……。

やるならやるでちゃんとエロくするか、「ヒーローマン」のようにキャラクターの瞳の中でパンチラさせるみたいな新境地を開拓してほしい。

 

中盤にはロシア語を話すシーンがあるけど、21世紀にもなってなんちゃって外国語。ぺらぺーらといって、話すフリを演じるあれ。ギャグシーンとして成立していないし、ロシア語を話せる声優いただろ。

回想シーンはクリシェの応酬で、かつ尺が長い。クライマックスにかけてテンポが悪くなっていくのはさすが。

血なまぐさい一対一の格闘シーンも、盛り上がるにつれてセリフが多くなっていく。TVアニメ「北斗の拳」じゃないんだし、原作に追いついちゃうからと会話でテンポを落とす必要はないのにね。

ジャーマンスープレックスで首をへし折ったかと思ったら普通に生きているし、なんか拍子抜け。喧嘩稼業を見習ってほしい。格闘家が目に指を入れて金玉を握りつぶす漫画がウケる時代に、なんで殺し屋が失神KOでやりきった感出しているんだよ。

Netflixで「デビルマン」を見たときも思ったけど、日本のアニメのバイオレンス描写ってヌルすぎない?

 

三作目

Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly

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一作目は未視聴。好評だったため、おまけでみた。

いつものFateだった。

イリアに今更なにを言われても、心には響かねー。だいたい最初のアニメ化から何年たってんだよ。毎回やってることいっしょじゃん。

セックスシーンがすごいって話だけど、そもそもFateはエロゲだし、精液でマナを補給してたじゃん。グラドルがAV堕ちするわけでもないし、感慨もなんもありゃしねー。ありがたみに欠ける。

ギルガメッシュがナメプして返り討ちにあうシーンのざまぁ感はさすがでした。

「獲物を前に舌舐めずり、三流のする事だな」

あと作画がすごい。

 

 

というわけで、駆け足気味にレビューしてみました。

1回目の映画館では、移動→鑑賞で三時間ほどトイレを我慢できました。

だけどその後はダウン。トイレを行き来するはめになり、帰るタイミングを失い、どうせなら、とちょうど始まった「ボヘミアンラプソディ4DX」をみたしだいです。いやぁ、超ラッキーでした。B級映画だと思ってなんとなく「MADMAX 4DX」を見た人も、こんな気分だったんでしょうね……。

 

二回目の映画館では、前回の反省から完全防寒かつ食事制限をかけていきました。梅田バルク7は建物内が狭く、上階、下階への移動は一本のエスカレーターのみなので、終始すし詰め状態。パーソナルスペースを侵されることによるストレスが半端なかったです。

それでもなんとかなったのは、一本目の「君と徒然」が短編のオムニバス集で上映時間が短く、席も空いていたからでしょう。

二本目は心が折れかかりました。というのも、一本目と違い観客は男のみ。かつすし詰めだったんです。

もうね、逃げ場がない。お腹に狭窄があると、お腹がなったらどうしようと思うわけです。腸の蠕動運動によって、狭窄のある部分で音がでるんです。めっちゃ恥ずかしいじゃないですか。もう全身脂汗ですよね。

三本目はアリータを鑑賞予定だったんですが、トイレに捕らわれていたので鑑賞できず。消去法で見たのがFateです。トイレに行ったあとだったので、落ち着いて鑑賞できたのですが、客層に驚きました。

まず人が多い。

(原作エロゲーで、最初にアニメ化したときは深夜アニメだったのに?)

それでいて、女性が多い。

(これアニメ映画だし、レイプモノだし、セックスシーンもあるんだけど。)

鑑賞後のエレベーターで、めっちゃ泣けた。辛かった、と話あっている姿を見て、「ワイにそんなメンタリティねーわ。ちょっと分けてほしい」と強く思いました。

ああいうのは、ブラックサイクで十分です。ガンカタナを劇場でみた気分でしたね。

過去記事のはてなブックマークが非表示になっていた。

一括で非表示にする方法はあっても逆はないようなので、反応があった記事だけ選んで再度公開しました。

以上。おしまい。おやすみ。

映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を見て、咽び泣いた元不登校児

アマゾンプライムで「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が見放題でした。

去年のアカデミー賞を争った映画だし、と義務的に視聴。

主演のケイシー・アフレックの実兄は映画監督兼俳優として有名なあの「ベン・アフレック」で、映画「アルゴ」とか大好きです。なので映画の質についてはそれなりに期待していました。

でね、どうだったかというと……。

 

咽び泣きました。

この映画の主人公リー・チャンドラーはとにかくなんか変なんです。

何でも屋を営みながら暮らしているんですが、人との接し方や距離感がおかしい。ベン・アフレックの弟ですからイケメンなんですけど、バーで女性に口説かれても鉄の意思で無視。

ゲイってパターンかな?と思いきや対面のカウンターで飲んでいた仕事帰りのおっさんにうざ絡みした後、殴りかかったり。

ジャンキーっぽいけど、薬物は使用せず。コミュ障?まぁ、それっぽい感じではあるよね。

そんな彼に転機が舞い込みます。

兄のジョー・チャンドラーが死んじゃったんです。

離婚した彼には一人息子のパトリック・チャンドラーが居て、後見人はなんと自分。いっしょに暮らしていくための資金まで残してくれていた。

動揺するリー。

というのも、一人暮らししているリーは、かつて所帯持ちだったんですね。

だけど葉っぱを吸ってウキウキ気分でコンビニに出かけ、帰宅すると暖炉の不始末のせいで自宅が炎上。消防士が妻を助けてくれたけど、娘たちは三人とも焼死しました。

リーは離婚し、気まずくなって地元からも去りました。

 

そんな悲惨な過去があるのにリーを後見人に選んだのは、兄なりの気遣いだったんでしょう。

兄貴の息子であるパトリックと二人で暮らしていくことで、孤独に耐え自罰的な暮らしを送っていたリーの心境にも雪解けが訪れます。それは舞台となるマンチェスターの氷漬けの風景にも重なるんですよね。

 

これだけだといい話なんですが、最後の最後で偶然にも元妻と再開します。

彼女は再婚し、今じゃ一児の母です。

あまりの事態に、傍らにいた知人はドン引き。取り繕うにも会話が続かない。気まずくなって逃げだします。二人だけの時間。

そこではっきりと元妻はリーのことを赦すんですよね。リーも辛かっただろう、と認めるんです。

だけどリーは和解を拒絶し、立ち去ります。

 

リーは兄の気遣いも拒絶し、パトリックを養子に出し、またもや一人に。

だけどそれでもいいのだという結末でした。

誰しもがフレンドリーである必要はないし、赦し、赦される必要はない。

ちょっと意外すぎる結末でした。

海外ドラマ「BONES」でも似たようなくだりが出てきます。その際サローヤン博士は赦すことを拒絶するんですが、最後には前に進んでいくためにも赦すんですね。過去に囚われたくないから、と。

だけど「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のリーには友達もいなければ、家族もいません。自分の不注意のせいで亡くしてしまったとはいえ、過去に囚われたまま自罰的な生活を送るほうが心地よかったんじゃないかな。

 

そしてこのメッセージ、元不登校時のボクには刺さるんですよね。

家にいるほうが平和で心地よかったし、チャイムを鳴らされていっしょに登校することを諭されるのは不愉快極まりなかったです。

アメリカのドラマって1人よりも2人という価値観だし、ナード(オタク)から何からフレンドリーでいることが作中で人権を保証されるための最低限のルールなので、そこから外れると人権を剥奪されるどころか認知されなくなります(ナードですらナードの友だちがいることは印象的)。

そうしたなか、それを否定しないこの映画は心地よかったです。

事件以降、初志貫徹で孤独を貫いた主人公の姿には、胸にくるものがありましたね。

「ROMA/ローマ」レビュー Netflixで観るには、相性が悪すぎる。

話題作の「レディープレイヤ-1」は見たし、アマプラで配信期限が迫っていた「マンチェスター・バイ・ザ・シー」も無事消化。

半ばノルマ的に「ROMA/ローマ」にも手を出しました。 

アカデミー賞受賞作ですって。

 

感想

なんというか、すげぇ変な映画。

映像も、ストーリーも。

この映画、全編モノクロなんだけど細部まで超鮮明なの。

「モノクロ=昔の映像=ぼやけている」という方程式が頭の中で出来上がっていたので、面食らったよね。

そしてへんてこなストーリー。

メインキャラの一人を孕ませた男は武道にハマっているんだけど、セリフからしてその先生は韓国人らしい? だけどいっちゃわるいが韓国人に見えないし、木刀を振り上げるたび発せられる掛け声が「いち、に、さん、し」なので、おいおい「ウルヴァリン・サムライ」いや、ハリウッド産のトンデモ日本が出てくるいつものやつだったか、といった感じ(アメドラではわりとある)。 

フルチンで演舞を披露するシーンもあるけど、ドラマ「ウエスト・ワールド」を見た後だと、そのみすぼらしさがむしろ気になる……。

話も冗長で、途中何度も挫折しそうになってスマホをいじろうとした。イッキ見したのは熱中したからではなく、一度ギブアップしたら二度と観ることがないだろう、と思ったからだ。

見終わったとき、モノクロなのに鮮明な映像と、犬のうんこ(観れば意味はわかる)しか記憶に残らなかった。

これがアカデミー賞か……賞レースを争った他の作品を見てないからなんとも言えないけど、うーん……と言った感じ。

これだけ絶賛されているんだから「わかった人」は多いんだろう。だけどボクは「わからなかった」。その記憶はここに記録しておこうと思う。

 

それにしてもなぜNetflixで配信したんだ。

こういう映像作品は、映画館で二時間拘束して、無理やり一気観させるほうが適していると思うのだが。

 

寝込んでいるので、シャイニングとか、ブレードランナーとかで暇つぶし。

体調不良が続いています。

暖かくなってきて多少楽にはなったんですが、本調子からは程遠い感じ。

できることもないので、土日は映画を見ていました。

シャイニング

やたらと言及されることの多い「ホラー映画不朽の名作」……らしい。

ボクの中ではホラー枠というよりコメディー枠。だってコラ画像にバリエーションが多すぎて、今更観ても全然怖くないんだもん……。

 

この作品に初めて触れたのは、小説「フロイト警部」のあとがきだったはず。ラノベ作家の桜庭一樹があとがきを書いていた。直木賞を受賞したご褒美だったはず。

桜庭一樹というと、ボクは「男みたいな筆名だけど実は女」という知識と、ミステリー小説「ゴシック」ぐらいしか知らなかった。

ライノベ読者界隈では「このライトノベルがすごい」で「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」が評価されたこともあり、わりと有名人だったみたい。

そこで「シャイニング」が推されていて興味をもった。だけど当時は親父の実家に帰省していて出費を抑える必要があり、買えなかったんだよね。

 

その後2019年になって映画「レディープレイヤー1」を見たところ、またもや「シャイニング」ネタに出くわす。これはもう観るっきゃ無い、というわけで鑑賞。

 

感想

原作からいろいろ改変しているらしく、オチの意味がよくわからなかった。

ボクは「メメント」みたいな辻褄のあうオチや、「インセプション」みたいなコインは表か裏か、みたいな解釈の幅が限られたオチを議論するのが好きであって、こういうどうとでも解釈できるような観客に全てを委ねるオチは嫌い。

それとどのコラ画像よりも、白目ひん剥いて凍死したカットのほうが面白かった。

 

ブレードランナー

SF映画「不朽の名作」にして、攻殻機動隊の元ネタ。

ボクがこの作品を初めて知ったのは、「オタク大賞」の選考会だったと思う。そこで言及されていた。ブルーレイでリマスター版が出たからだったと思う。

映像がクリーンになったことで、ファンの間では長年議論の的であった「2つで十分ですよ!」のやりとりの真意が明らかに(汚い魚介類が盛られた海鮮丼だったはず)。「一つもいらねぇ」は選考委員の言葉。

 

感想

名作扱いされている作品が意外とミニマムな作りだったりすることはままあって、SFアニメ映画「AKIRA」は今見ると原作から宗教色などをスポイルしすぎて安っぽいアクション映画にしか見えないし、というかSFって感じすらなく、TVアニメ「serial experiments lain」にいたっては「ネットでは人格が変わる」という先見性には驚かされるものの、今となっては当たり前な価値観が多すぎてカルト的な扱いをされていることに驚かされる。

これもそんな感じで、どれも今となっては普通すぎて評価に戸惑う。

都市計画もなく乱立された高層ビル。酸性雨に濡れたアスファルト。嫁キャラの顔よりみた光景だわ。

「ロイ・バッティ」の最後のセリフはクソかっこよかったので、先進性や新規性がなくなったとしても、かっこよさは古びないんだな、と理解。

マトリックスのネオもいずれこういう扱いに落ち着くんだろうな、と思うと陰鬱となるね。